派遣の先生インタビュー
あやの先生
派遣歴:1年目
大阪府大阪市 保育園勤務
#保育士目指して邁進中
#今、充実度100%
#経験して分かった保育士のすごさ


これまでと今の働き方を教えてください
食分野を中心に学ぶ高校を卒業後、洋菓子店や工務店などでの接客業を経て、今年の4月から大阪市内にある保育園で働いています。
毎週、火曜〜金曜の9:00〜16:00の週4日勤務で0歳児のクラスを担当。
保育士資格がないため保育補助として勤務させてもらっていますが、仕事は楽しくて日々充実感が増しています。
間違いなく私のターニングポイントだと思える貴重な経験をさせてもらっています。
保育士の仕事に興味をもったきっかけは?

きっかけは、娘が通っていた小規模保育園の先生方の対応に心打たれたから。娘が1歳の誕生日から約3年間、保育士さん達にとてもお世話になったんです。
「今日こんなことが出来るようになりましたよ!」「○○ちゃんのこういう姿がすっごく可愛かったですよ~」と常に娘を肯定して可愛がってもらったり、お迎えに行くと「今日もお仕事お疲れ様です!お母さん、頑張っていますね」と私を励ましてくれる言葉をくださったり。
園の発表会の日には「いやだいやだ」と大泣きした娘に手を焼いていたのですが、先生が娘を抱っこしてあやしてくれたこともあり、ホッとしたのをすごく覚えています。
私、娘のイヤイヤ期が想像以上に大変で、親としての自信を失っている時期があったんです……。そんなとき、保育園の先生はいつも親身になって相談に乗ってくださって、本当に心強かったです。
保育士さん達には尊敬と感謝の気持ちでいっぱいでしたし、保育士の仕事の素晴らしさを実感する毎日でした。今思うと、この頃から徐々に保育士の仕事に魅了されていたのだと思います。
「私もこんな風になりたい」から保育の道へ

娘が保育園に通っていたとき、私は洋菓子店とコンビニで働いていたのですが、引越しを機に新しい職を探すことに。
最初は保育関連の仕事はまったく検討していませんでした。というのも、保育士資格がないと働けないと思っていたので、漠然と接客業の仕事を探していたんです。ただ、接客業で気になる職場が見つからず、私はどんな風に働きたいのかを模索していたとき、ふと頭に浮かんだのは、娘が通う保育園の先生でした。
保育士の仕事が気になりだして情報収集をしてみると、無資格でも子どもの保育に携われることを知りました。
子どもが生まれるまで幼い子とは無縁だった生活。それでも、とても頼りになって生き生きと働いている先生を思い出すたびに、私もこんな風に働きたい!という気持ちが芽生えてきて。
私の場合、保育士試験を受けて保育資格を取るには、最低でも現場で約3年間は働く必要がありました。30代前半だったこともあり、未経験で挑戦するなら今しかないかも!と思って、飛び込んでみることにしたんです。
初めて保育現場で働いてみての感想は?

私は無資格なので掃除や雑務がメインかなと思っていたのですが、想像以上に子どもと関わらせていただくことが多くて、毎日色んな発見や気づきがあり面白いです。
例えば、寝かしつけのとき。実は、私の娘の育児経験から、乳幼児は抱っこしないと寝ないと思っていたんです。あるとき先輩から「この子は耳の後ろをさわると寝るよ」と教えていただいてすぐに実践したら5分もかからず寝たんですよ!「えー!すぐに寝てる!」と目から鱗でした。
子育てと保育の違いに衝撃の連続で、保育のやり方って無限大なことに気付かされます。最近は、もっと保育のことを知りたくて、子育て支援の資格を取得しました。学生時代と違って、目標のために勉強することってすごく楽しいなと思えています。
未経験、無資格でもベルサンテだから叶えられた

ありがたいことに今は保育の仕事に携わっていますが、転職中は苦労しました。保育の仕事を探して複数の派遣会社などに応募をしたものの、未経験や資格がないからという理由で断られてしまって……。
そんなとき、ベルサンテのsaitouさんは何度も電話で連絡をくれたんですよ。いつから働けますか?面談日はいつがいいですか?と前向きに日程を組んでくださって。想像以上に早く今の園で働けることが決まって、ホッとしました。きっと条件的に難しかったと思うのですが、saitouさんが働ける園を親身になって探してくださったのは、とても心強かったです。
初出勤の日はどうでしたか?

めちゃくちゃ緊張してしまって、挙動不審になってましたね(笑)。初日は警備員さんに「入り口はここですか?」と聞いて、勤務予定時間の30分前からスタンバイ。
初出勤は笑顔で挨拶をしよう!と心に誓い、粗相がないようにイメトレまでしてましたね。子どもを預かるときは声が上ずったりして、緊張しながらも1日を乗り切った気がします。
帰り道では「あぁ、私、保育園で働いてるんや……!」とジーンとしました。
娘の連絡帳は私にとっての教科書に

保育の仕事をはじめて、娘の園の連絡帳をよく読み返すんです。保護者ではなく保育援助の立場としてみると保育のねらいや、5W1H、丁寧な言葉遣いなどの細やかな配慮や工夫がとても参考になります。
私も、子どもの成長を共有するだけではなく、保護者さんにとって安心や勇気を与えられるような文章を書いてみたいんですよね。
連絡帳を書けるのは保育士資格がある方のみなので、この目標を密かに掲げてモチベーションにしています。
「やっぱり、保育っていい」と思える瞬間は?

これまでの仕事を振り返ると、接客業ではお金の管理や接客でミスをしないようにと、作業をこなすことに重きを置いていたように思います。私って代わりがきく存在だなぁと感じることや正直、生活のために割り切って働いていました。
保育の仕事に就いてから前職よりもやりがいをより感じる時間が増えました。子どもの成長を大きく感じられる尊い時期に一緒に立ち会えることが保育の魅力を感じる瞬間ですし、「◯◯ちゃんが、歩くようになったよ」と先生方と共有するのが楽しくて!チームワークで働く素晴らしさを知ったのも保育園で働くようになってから。
そんな素敵な輪の中に自分が入れていることを昔の私が知ったらきっとビックリすると思います。
それと同時に、我が子もこんな風に先生方で成長の喜びを分かち合ってくれていたんだ!と思うと、感謝の気持ちが強まりますね。
これからも色んな子どもの姿を見られることが楽しみでしかたありません。今、担当している0歳児クラスの子ども達が大きくなって廊下ですれ違うことを想像するんですが、その日が来たら感動して涙腺が崩壊しちゃいそうです(笑)。
頼られる保育士を目指して

私、頼ってもらえる先生になりたいんです。「気を付けてお迎えに来てくださいね」と保護者の方に寄り添える保育士を目指しています。
実はこの一言、私が保育士さんにかけていただいたものです。
前職で仕事が長引きお迎えが遅くなり、時間に間に合わない!どうしよう……と、焦っていたときだったので、先生の優しさに緊張した心をほぐしてもらったんですよね。
受け取った優しさを今度は私が保育士になったときに還元したい。親御さんの気持ちを想像できる先生でありたいですね。
そして、今は先輩方に本当に手厚くサポートしていただいているので、早く一人前になって「あやの先生、頼りにしてるよ〜」と言ってもらえるように、私が支える立場になりたいなと思っています。
大切にしている言葉

「感謝」
保育士を目指すという夢ができたことも、今まで関わってくれた人たちのおかげです。今の保育園に辿り着くまでにも、多くの人とのご縁がありました。子育てでは、夫や双子のお兄ちゃん、友人に話を聞いてもらうことが多く、いつもありがとうと伝えたいです。
娘にも「ありがとう」や感謝の大切さを教えられるママでありたいです。
【編集後記 fromあやの先生担当の保育コンシェルジュより】

あやの先生、いつもありがとうございます!初めてお打合せしたときから遡るとあっという間に1年が経ちましたね。私が初めてあやの先生とお話したとき、保育は未経験だけど、この先生だったら保育のお仕事を前向きに取り組んでもらえると直感的に感じました(笑)。
実際に保育園に伺い、お昼ご飯のお手伝いを真剣な表情で取り組んでいるあやの先生を見て、やはり保育のお仕事がぴったりの先生だと確信しました。
お子さんの状況に合わせて、周りの先生との連携をその場に合わせて動いていくことは、とても大変なことだと思います。それでも、あやの先生はいつも前向きで明るく、私の方こそ先生からたくさんの元気をもらっています。
まだまだ先は長いと思いますが、保育士の資格取得に向けて、私も引き続き全力でサポートさせていただきます。あやの先生のように、感謝の気持ちを大切に、私も成長していきたいと思っています。
子育てと、お仕事との両立は大変だと思いますが、くれぐれもご無理なさらずに、お身体を大切にしてくださいね!これからもよろしくお願いいたします!
from 保育コンシェルジュsaitou
・・・・・・
インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 朝海弘子
写真 :黒田彩加
保育コンシェルジュが保育のお仕事をサポート!
進路にお悩みの方はお気軽にご相談ください ▽
https://hoikucollection.jp/haken/info/